山形支所主催 親と子の建築講座
 「私たちの学校(建物)を知る」 「まちなみ建築・目印建築」

                           




 日本建築学会は建築文化の普及に関して「親の子の建築講座」事業を創設し、各支所単位でその事業を推進することを求めております。山形支所でも過去10年近く、この事業を実施してまいりました。
 またここ数年は、より多くの生徒に伝わるように、学校を建設した機会をとらえて建築文化に関わる内容でまず子の建築講座を実施して、子から親に講座の話をしてもらう方法を採用しています。


今回企画の趣旨:
まちなみや建築の知識は、学校のなかではなかなか教えてもらえません。しかしまちや郷土に対する誇りは、自然環境とともに、まちなみや建築の存在によって醸成されるところが大きくまた、知識として学習する大きな意義があります。まちや郷土に愛着を持ち、誇りを持てる教育は、個人の成長を促すとともに、将来の住まいの選択においても大きな影響を持ちます。蔵王の山々など雄大な風景に育まれ、山形県はこれまで、郷土が誇る人材を輩出してきました。こうした人物を通じて郷土の文化や学問に触れることは、子供の将来にとって意味のある体験になり、生涯にわたって忘れ得ぬ知識となります。また文化の大きな領域を占める建築の知識は、人生を豊かにすることができます。ヨーロッパでは基礎的な教養として建築が教えられていますが、日本の教育ではそのような機会がなく、今回の企画は、学校建築を素材として建築の持つ多様な側面(自然や周辺環境との調和、構造、設備、デザインの持つ意義など)について学び、さらには建築の歴史、建築の持つ可能性を感受し、また郷土の建築家と建築について基本的な知識を学ぶものです。


講座の内容:
企画授業1「私たちの学校(建物)を知る」 講師:赤谷典夫氏(巨ヤ谷建築設計事務所)
企画授業2「まちなみ建築・目印建築」   講師:相羽康郎氏(東北芸術工科大学)

日時:2014年9月29日(金)10:25〜12:00(3校時・4校時)
場所:山形県酒田市立浜田小学校
対象: 6年生 2クラス46名 他



問い合わせ先:相羽康郎 (aiba.yasuo@aga.tuad.ac.jp)







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